NW保守・構築の仕事で役立つCiscoの超基本コマンド show version

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◆出力結果

Belpia-3725_2#show version

Cisco IOS Software, 3700 Software (C3725-ADVIPSERVICESK9-M), 
Version 12.4(25b), RELEASE SOFTWARE (fc1) 
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 1986-2009 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Wed 12-Aug-09 14:10 by prod_rel_team

Belpia-3725_2 uptime is 16 minutes
System returned to ROM by power-on
boot_data[BOOT_COUNT] 0x0, BOOT_COUNT 0, BOOTDATA 19
System image file is "tftp://255.255.255.255/unknown"

This product contains cryptographic features and is subject to 
UnitedStates and local country laws governing import, export, 
transfer and use. Delivery of Cisco cryptographic products does not 
imply third-party authority to import, export, distribute or use 
encryption.Importers, exporters, distributors and users are 
responsible for compliance with U.S. and local country laws. 
By using this product you agree to comply with applicable laws and 
regulations. If you are unable to comply with U.S. and local laws, 
return this product immediately.

A summary of U.S. laws governing Cisco cryptographic products may 
be found at:
http://www.cisco.com/wwl/export/crypto/tool/stqrg.html

If you require further assistance please contact us by sending 
email to export@cisco.com.

Cisco 3725 (R7000) processor (revision 0.1) with 124928K/6144K 
bytes of memory. Processor board ID FTX0945W0MY
R7000 CPU at 240MHz, Implementation 39, Rev 2.1, 256KB L2, 
512KB L3 Cache
4 FastEthernet interfaces
4 Serial(sync/async) interfaces
DRAM configuration is 64 bits wide with parity enabled.
55K bytes of NVRAM.

Configuration register is 0x2102

Belpia-3725_2#

◆ここがポイント
—————————
・IOSのバージョン(4行目)
Version 12.4(25b)
構築をする場合は基本的にIOSのバージョンを揃えます。
保守をする場合は故障した装置と同じバージョンのIOSを準備する必要があります。
大きなNWを扱っている場合は、TFTPサーバに沢山のIOSが混在している場合があります。
異なるバージョンのIOSを使用してしまうと同じConfigを流し込んでも、
設定が一部ズレてしまうことがあるので注意です。
またCiscoのバグ情報に該当するかを確認するかどうかを確認するときにも使います。

・ルータの起動時間(9行目)
uptime is 16 minutes
NWの異常を検知してこの時間が数分前になっていたら、
このルータで再起動が走ったことが原因であることが分かります。

・ルータの起動原因(10行目)
ROM by power-on
NW保守の仕事をしていると通信断を検知してここが数分前になっていると、
このルータの電源断が発生したことが分かります。
停電であったり計画工事や工事ミスによる電源断など色々あります。
またreloadコマンドやその他装置異常により再起動する場合もあります。
power-onやreload以外で起動している場合は異常が無いか確認しましょう。

・搭載メモリ
124928K/6144K
ここでは128MBになります。
1MB = 1024K
124928 ÷ 1024 = 122MB
6144 ÷ 1024 = 6
122 + 6 = 128
型式によってはフラッシュメモリにIOSやコンフィグを入れている場合があります。
容量が小さくて入らないなどを防ぐ為に確認します。
IOSは/の左側の部分(ここでは124928K)に保存されます。

・搭載インタフェース(36、37行目)
4 FastEthernet interfaces
4 Serial(sync/async) interfaces

ざっくりと搭載インタフェースを確認する場合に使えます。

・コンフィグレジスタ値
register is 0x2102
主に狂態作成時や保守作業の時にこの値を変更する場合があります。
ブートモードを変更した後に戻し忘れなどに気をつけましょう。
—————————

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