HPのスタック技術であるIRFの基本を理解しよう

IRFとは

数の物理SWで仮想SWであるIRFが形成される
HPのSWで使用されているスタック技術であるIRFの基本を紹介します。

IRFはIntelligent Resilient Frameworkの略で簡単に言うと
複数の物理SWを一つのSWのように扱うことができる技術です。

IRFを構成するSWは必ずしも同じ型番のものを使わなければいけない訳ではありません。

用件を満たせば異なるSWを組み合わせて一つのIRFを構成することができます。

例えばHPE5900とHPE5920とHPE5940を組み合わせて、
一つのIRFスイッチとして扱うことも可能です。

元々は3Comが開発した技術でしたが、HPが3COMを買収した後にIRFと改名しました。

※3Comと言えば3Cdaemonで有名ですね。今も現役で使われている場所が多いです。

ではまずIRFについて簡単に説明します。

IRFの基本要素

◆IRFは複数の物理SWを仮想的に一つに見せる技術

図の様にIRFは複数の物理SWで構成されています。
Slot1はUTPケーブル用、Slot2は光ケーブル用などの様に
異なるSWを組み合わせることも可能です。

◆IRFを構成する要素の中で重要なMember IDとPriority

Member IDとPriorityはMaster権限をどのSWが持つのかを決めたり、
IRFの構成を決める上で重要な役割を持ちます。
IRFを構成する要素は他にもありますが、まずここでこの2つを覚えて下さい。

◆Member IDで設定した番号

HPE5920の40Gポートの49番を示すときは下記の様に表示されます。
Member IDが1 ⇒ FortyGigE 1/0/49
Member IDが2 ⇒ FortyGigE 2/0/49

◆MasterはPriorityの値で決まる

IRFのRoleにMasterとStandbyがあります。
IRFを形成する際にMasterに選ばれているSWが持っているコンフィグが使われます。
適切なSWがMasterとなる様に設計および構築する必要があります。

◆IRFの形成にはIRFポートでお互いのSWを接続する

IRFを形成させるには双方のSWをケーブルで接続する必要があります。
その場合、このポートはIRF形成用のポートですと明示する必要があります。
それがIRFポートです。
IRFポートはこのSWのここと予め決まっているものではありません。
自分で設定する必要があります。

◆複数の物理SWで仮想SWであるIRFが形成されるイメージを掴む

元々はpysical-sw1とpysical-sw2というホスト名を持つ物理SWが存在していました。
この2つのSWがIRFを形成することによってlogical-swというホスト名を持つIRFができました。
外からは2つのスロットを持つ1台のスイッチの様に見えます。

◆Member IDと表記について

図の様にMember IDはスロット番号の様に表記されます。
上記で示した様にHP5920の場合は一番左の数字にMember IDの値が入ります。
真ん中は0で一番右がポート番号になります。
Member IDが1 ⇒ FortyGigE 1/0/49
Member IDが2 ⇒ FortyGigE 2/0/49
Member IDがどこの部分と結びついていくのかが分かれば大丈夫です。

◆Priorityの値が大きいSWがMasterになる

IRFを形成する際にPriorityの値が大きいSWがMasterになります。
小さい方がStandbyになります。
ここではPriorityの大きい方がMasterになり、IRFを形成する際にMasterが持つコンフィグが使用されるということを覚えておいてください。

HPのスイッチについて

HPのスイッチは比較的安価で使い勝手も良いため、利用されることが増えてきました。

Ciscoと併せて少しずつ情報をアップしていこうと思います。

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