[OSPFの勉強-5] Cost(コスト)変更による経路の調整

コストの役割

OSPFではコストを元に経路を選択します。

コストの合計値が少ない方を最適経路とします。

◆コストの合計が小さいを最適経路として洗濯する

PC-1からR4までの経路の候補は下記の2つがあります。

・R1 ⇒ R2 ⇒ R4 (上の経路) コストの合計 = 15 + 20 ⇒ 35
・R1 ⇒ R3 ⇒ R4 (下の経路) コストの合計 = 5 + 35 ⇒ 40

この場合はコストの合計が少ない上の経路が選択されます。

コストの決定

(1)インタフェース規格による自動計算
(2)(config-if)#bandwidth [Kbps]コマンドによる帯域幅の設定
(3)(config-router)#auto-cost reference-bandwidthコマンドによる設定
(4)(config-if)#ip ospf cost [値]コマンドによる設定

(1)自動計算
コスト = 帯域幅/100で計算されます。
Fastethernet以上の規格だと全てコスト1になってしまいます。

(2)(config-if)#bandwidthコマンド
bandwidthコマンドで手動で指定することができます。

◆(1)と(2)の動作の確認 (アニメーション付き)

[内容]
・Fastethernetなので100000Kbps(100M)
・そのときのコストは1であることを確認
・(config-if)#bandwidth 50000コマンドで50000Kbps(50M)に設定
・コストが2に変更されていることを確認

(3)(config-router)#auto-cost reference-bandwidthコマンドによる設定
(アニメーション付き)

コストは100M ÷ 帯域幅で計算されます。
但しこれだとファストイーサネット以上の規格だと全て値は1になってしまいます。
※コストは1〜65535で表されて、小数点は繰り上げられます。

・帯域幅の設定が100Mbpsの設定のときにコストはデフォルトの1であることを確認
・auto-cost reference-bandwidth 500のコマンドを実行
・コストの値が500Mbps(上記コマンド) ÷ 100Mbps(帯域幅) = 5になっていることを確認

※ここでは設定とその結果の確認の為、一つのルータのみに設定していますが、
実際は全てのOSPFルータに同じ設定を入れる必要があります。

下記の部分です。
R1(config-router)#auto-cost reference-bandwidth 500
% OSPF: Reference bandwidth is changed.
Please ensure reference bandwidth is consistent across all routers.

(4)(config-if)#ip ospf costコマンド (アニメーション付き)

最も分かりやすく現場で使われているのがip ospf costコマンドによる設定です。

また作業などでトラフィックを迂回させるときにも使います。

上のアニメーションではコストが10であるfa0/1のコストを
コマンドで77に変更しています。

ip ospf costコマンドで実行した内容が即座に反映されています。

現場ではトラフィック迂回をさせるときに、
元からあるコストに+1000の値をip ospf costコマンドで設定して
終わったら1000引いた値を入れるなどのルールを決めていることが多いです。

今がコスト100だからとりあえず300にして、、、などと適当な値を設定すると
いざ作業後に戻す値を忘れたり今がどういう状態か分かりづらくなるので
必ずポリシーに基づいて作業するようにしましょう。

コスト変更による経路調整

◆コストを変更してトラフィックの迂回をする (アニメーション付き)[スライド6]

◆コスト変更の結果をtraceで確認する(上記スライドのデモ) (アニメーション付き)

ここまでの内容をきちんと理解すればコストに関しては大丈夫です。

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