今回は工場出荷状態のHPEスイッチにTFTPサーバから
コンフィグを流し込む方法になります。
設定と構成のイメージは下記になります。
◆設定イメージ

パソコンからHPのスイッチにはコンソールケーブルで接続。
HPスイッチのマネージメントポート(M-GigabitEthernet 0/0/0)のIPは192.168.100.5/24。
TFTPサーバのIPは192.168.100.100。
◆操作用のパソコンとHPスイッチをコンソールケーブルで接続する
コンソールケーブルを接続してTeratermなどのターミナルソフトを立ち上げます。
[TeraTerm設定]
ボー・レート:9600
データ:8bit
パリティ:none
ストップ:1bit
フロー制御 none
文字コードは送信、受信ともにEUC
◆起動直後にCtrl + Cを押す
次のメッセージが出力されたらCtrlとCボタンを押す
Started automatic configuration, press CTRL_C or CTRL_D to break.
ここでは手動で設定を入れていきます。
◆マネジメントポートにIPアドレスを割り当てる
<HP>system-view [HP]interface M-GigabitEthernet 0/0/0 [HP-M-GigabitEthernet0/0/0]ip address 192.168.100.5 255.255.255.0 [HP-M-GigabitEthernet0/0/0]quit [HP]quit
マネジメントポートにIPアドレスを割り当てます。
ここではM0/0/0に設定を入れています。
◆TFTPサーバからConfigをHPスイッチにダウンロードする
<HP>copy tftp://192.168.100.100/belpia.cfg flash:/startup.cfg Copy tftp://192.168.100.100/belpia.cfg to flash:/startup.cfg?[Y/N]:y
copy tftp://TFTPサーバのIPアドレス/ダウンロードするConfig flash:/startup.cfg
サンプルの中ではbelpia.cfgというコンフィグファイルを
flash直下にstartup.cfgという名前で保存しています。
デフォルトでは起動時にstartup.cfgを読み込む設定になっています。
既にsaveコマンドでstartup.cfgを作成している状態の場合は、
下記の様に上書きしてよいか聞いてきます。
flash:/startup.cfg already exists. Overwrite it?[Y/N]:y
◆再起動する
<HP>reboot Current configuration may be lost after the reboot, save current configuration? [Y/N]:n This command will reboot the device. Continue? [Y/N]:y
(1)rebootコマンドを実施
(2)Configを保存するか利かれるのでnを押す
(3)再起動するか聞かれるのでyを押す
(2)の部分でyを押してしまうとせっかく先程ダウンロードした内容のConfigを上書きしてしまうので注意しましょう。
再起動後にTFTPサーバからダウンロードした内容のConfigで起動していることを確認してください。